活動記録

雨つぶキッズが水循環すごろくに挑戦!  武蔵野市「水えんにち」報告

南 昌子(理事・雨の絵本ひろば担当)

武蔵野市が実施する水環境連続講座「水の学校」の子供向けイベントとして、8月1日(土)に武蔵野市中央図書館、武蔵野市第一浄水場で「水えんにち」を開催。1000人余りの親子が参加した。写真は中央図書館の前庭。

東京都武蔵野市が実施する水環境連続講座「水の学校」の関連イベントとして、8月1日(土)に「水えんにち」を開催。1000人余りが参加した。写真は中央図書館の前庭。

昨年度から雨水市民の会は、東京都武蔵野市環境部下水道課と水環境連続講座「水の学校」の企画・運営をしています。昨年度の受講者の中から子どもたちに水の面白さや大切さについて伝えたいという声が上がり、子どもたちに楽しく気軽にできる体験プログラムなどを通して、普段当たり前に使っている水について考えるきっかけづくりとしたいと、この「水えんにち」が企画されました。

8月1日土曜日、武蔵野市中央図書館と武蔵野市第一浄水場の2か所で開催されました。朝から真夏の太陽が照りつける猛暑の中でのイベントでしたが、中央図書館の前庭では管工事業協同組合の設置したミストシャワーが、涼を運んできてくれました。(詳しくは武蔵野市「水の学校」フェイスブックをご覧ください。)

雨水市民の会は、全体のコーディネートを行ったほか、視聴覚ホールで「雨つぶぐるぐるすごろくで遊ぼう!」を担当しました。これは、参加者自身が雨つぶに変身し、人間すごろくで地球をめぐる水の旅をするものです。11時、13時、15時の3回で、49名が参加しました。当日の担当は、南と柴、ほかに図書館の職員が1人各回についてくださいました。

雨つぶぐるぐるすごろくの各マスをA3の大きさにすると100枚以上あり、床に並べると、かなり広い部屋が巨大なすごろくになりました。参加者には、しずくのお面を頭につけてもらいましたが、これが、なかなか好評で、終了後もしずくを付けたまま、会場内を歩いていました。

武蔵野市中央図書館の視聴覚室では広い室内にコースが縦横無尽に貼り、大きなサイコロで子どもたち自身が雨つぶになって旅をする。早くゴールしないでゆっくりと何度もめぐりポイントゲットの方が勝ちだよ!

武蔵野市中央図書館の視聴覚室では広い室内にコースが縦横無尽に貼り、大きなサイコロで子どもたち自身が雨つぶになって旅をする。早くゴールしないでゆっくりと何度もめぐりポイントゲットの方が勝ちだよ!

子どもたちは実際に雨粒となってコースを廻りました。最初に簡単にルールの説明をしてスタート、さいころは、ビニール製の空気を入れて膨らませるタイプのもので、子どもたちは、順番が来ると楽しそうに転がしていました。

いくつか問題点もありました。マークのあるところでは豆知識を読むのですが、時間がかかり、幼児が多く内容が難しかったようでした。マスの数が多く、コースが分かりにくいところもありました。また、参加人数が多く、全員がゴールするまでに1時間以上もかかってしまうこともありました。

それぞれ、臨機応変にルールを変えたり、グループで一組になり、その中で交代でサイコロを振ったり、冷や汗ものでした。

イベント向きゲームとして、多くの人たちに水循環を「体験」してもらうため、反省点を踏まえコースやルールを改良して楽しく遊べるようにしたいと思いました。

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