活動記録

雨水で育てるグリーンカーテンを羽村に広めたい

島田 誠一(雨水市民の会 会員)

私は東京の羽村市で「エコネットはむら」という団体に所属していて、環境活動に取り組んでいます。6月4日(土)の羽村市の環境フェスティバルで実際に出展して、市民の皆さんに見ていただきました(写真参照)。

雨水市民の会のメーリングリストで、安藤勝治さんがグリーンカーテンの水耕栽培キットを自作したことが新聞記事(4月27日付、日本経済新聞夕刊)にとなっていることを知りました。この記事には雨水を使っているとは載っていませんでしたが、どんな仕組みか興味を持ち、安藤さんにお願いして手に入れ、使ってみました。安藤さんは雨水市民の会の理事で、もちろん水耕栽培の水は雨水でした。実際に使って見ると、直植えや鉢植えと違い真夏の水やりの頻度が大幅に低下することと、装置自体が小型かつ軽量で日当りの良い場所に簡単に移動できて室内にも置けること、収穫量の大幅アップが期待できる点が気に入りました。

安藤さんは、雨水市民の会の会員で、他に自動散水装置も自作されていました。水耕栽培キットと同様に、自動散水装置も必要な水を動力を使わないで給水できます。エコネットはむらではグリーンカーテンの普及に力を注いでいます。個人の住宅をはじめ、公共施設や小中学校、保育園で、多くのプランターでグリーンカーテンをたくさん育ててもらいたいのですが、その管理に二の足を踏むことも考えられます。しかし、雨水を水源にこの装置で、グリーンカーテンの水やりをすれば、無駄な水を使わずに容易に立派なグリーンカーテンとなると思います。

今後、試行を重ね、関係の方たちと相談していくつもりでいます。

写真1 羽村市環境フェスティバルに雨水活用の自動散水装置を展示  写真2 自動散水装置。ゴーヤの苗でグリーンカーテンをイメージ。

(上) 羽村市環境フェスティバルに雨水活用と自動散水装置を展示
(下) ゴーヤの苗でグリーンカーテンをイメージ

東京都羽村市のエコネットはむらで雨水活用を中心に環境活動を行っている。雨水市民の会の会員でもある。

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