あまみずグリーンインフラCONCEPT BOOK ver.2(東京都都市整備局・令和7年版)の紹介

笹川みちる

図1 東京都豪雨対策基本方針(令和5(2023)年12月)の目標

近年の気候変動の影響により、雨が強く度々降るようになってきています。そのため、東京都では、2023年12月に「東京都豪雨対策基本方針」を改訂し、目標降雨量を都内全域で時間10mm引き上げ、河川や下水道整備に加えて流域対策や家づくり・まちづくり対策を位置付けました。この対策に自然が有する機能を活用する「グリーンインフラ」を導入し、自然災害への対応ばかりでなく、生物多様性や都市の快適性向上などにも寄与することを考えて、行動し始めています。グリーンインフラが雨水流出抑制にどのような効果があるか、実装への取り組みなどを検討するため、2024年8月に「あまみずグリーンインフラ検討委員会」がつくられ、笹川もその一員として活動しています。2024年度に作成した「あまみずグリーンインフラConcept book」を新しい取り組みや知見を入れて、2026年3月に「あまみずグリーンインフラConcept book Ver.2」として更新したので、ご紹介します。

1 グリーンインフラの施設としては、レインガーデン(雨庭)やバイオスウェル(緑溝)などがあるが、決まった形はなく、材料の変化を楽しめる

図2 あまみずグリーンインフラ CONCEPT BOOK Ver.2(東京都都市整備局・令和8(2026)年3月)

2 雨をためる・しみこませる、暑さをやわらげる、生物にやさしい、まちを美しくする、地域力を高めるなど様々な効果が期待でき、評価して広めていく

3 様々な場所・施設で、誰でも取り組める

4 あまみずグリーンインフラの事例として、公共施設では25ヶ所、民間施設では12ヶ所の紹介がされている。墨田区役所と連携して実施した「第14回天海羽ネットワーク全国大会2024 in すみだ」や「すみだ雨水活用ガイド」の紹介もされている。