2019.11.12
雨活アイデアコンテストの8年間のあゆみ
柴 早苗(雨水市民の会理事)
日用品メーカーのライオン株式会社(以下「ライオン」)は、雨水市民の会の本拠地と同じ墨田区にあり、当会の環境学習活動の支援をしている、当会と関わりの深い会社です。本社ビルの屋上庭園では、雨水を散水に使っています。2010 年には雨水活用のシンボル的な雨水集水貯留装置「両国さかさかさ」を両国国技館前に設置し、墨田区に寄贈しました。その後、大阪府や宮城県石巻市などライオンとゆかりのある地域へも同様の寄贈を行っています。
ライオンは、「洗うこと」を通じて水と深い関わりのある事業を展開していることから、「雨の恵みひろば」をホームページ上に展開し、CSV 推進部を中心に「雨水活用の普及啓発」に力を入れてきました。その一つが 2011 年から実施してきた「雨活アイデアコンテスト」です。この企画は当会と共催の形で開催し、2018 年で終了しました。ここで 8 年間のあゆみを振り返りたいと思います。