下町×雨・みどり

3つのイベントに同時出展、下町×雨・みどりプロジェクトの成果を発表しました

webあまみず編集部

2025年9月6〜7日(土・日)に雨水市民の会が3つのイベントに同時出展しました。たまたま日にちが重なってしまったのですが、遠方もあり、それぞれ分担して対応しました。

一つ目は、第15回雨水ネットワーク全国大会  水の環フォーラム in 神戸 2025です。「雨水ネットワーク全国大会」は、水循環系の健全化などに関わる市民・企業・学会等からなる情報プラットフォームです。昨年2024年は、東京都墨田区にて、区役所と当会を中心とした実行委員会が全国大会を実施しました(報告記事)。今年は、グリーンインフラ市民学会関西雨水市民の会、当会などで構成する実行委員会が主催し、神戸市のKIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)に200人を超える人たちが集まりました。1日目の9月6日は約40団体によるポスターセッション、西廣淳氏(国立環境研究所 気候変動適応センター副センター長)による「水の連携、人の連携、人と自然の連携を考えよう!」と題する基調講演、「参加者みんなで、プロジェクトを立ち上げる」をテーマとしたディスカッション(モデレーター:高田知紀<兵庫県立大学自然・環境科学研究所准教授>)が行われました。当会はポスターセッションに出展し、下町×雨・みどりプロジェクトの成果を発表しました。2日目は4つのフィールドに分かれてエクスカーションがありました。

第15回雨水ネットワーク全国大会 水の環フォーラム in 神戸 2025。 左)雨水市民の会はポスターセッションで下町×雨・みどりプロジェクトの成果を展示。 右)200人が20のグループに分かれ、個人、企業、行政など多様な主体とその連携で実現したいことをグループでディスカッションした。

二つ目は、内閣府が主催するぼうさいこくたい2025 in 新潟。2日間で延約1万9千人が来場する大規模なイベントで、防災をテーマに多岐にわたる産学官民の400を越える団体が出展しました。雨水市民の会は「流せば洪水、ためれば資源〜雨水と緑を活かす市民の防災まちづくり」をテーマにブース出展し、掲げ広い会場の小さな一画で展示しました。延べ約160人の方とお話をしましたが、中にはこのテーマが気になってわざわざ訪れた家族連れもいました。雨水の流出抑制や活用の重要性を多くの方と意見交換ができ、改めて再認識しました。

新潟市で開催されたぼうさいこくたい。 左)雨水市民の会は「流せば洪水、ためれば資源〜雨水と緑を活かす市民の防災まちづくり」をテーマにブース展示を行った。 右)会場となった朱鷺メッセは信濃川の最下流に面して建つ国際会議場で抜群のロケーション。隣は佐渡島への船の発着場となっている。

三つ目は墨田の東京都立両国高等学校・附属中学校の学園祭(両国祭)に出展しました。上記2つのイベントは遠方だったため理事のみの対応でしたが、こちらは地元なので会員にも呼びかけて対応しました。中学校受験の下見に訪れた親と子どもたち、在校生たちがしっかり展示を見てくれました。ここでも下町×雨・みどりプロジェクトの成果を展示し、説明を行いました。また、国土交通大臣から8月5日に頂戴した水資源功績者受賞も展示してアピールしました。2日間で約200人以上の方たちが訪れました。

東京都立両国高等学校・附属中学校の学園祭。中高一貫校で、中学校を受験する子どもたちが両親と訪れて賑わっていた。 左)熱心に説明を聞く親子。 右)下町×雨・みどりプロジェクトの成果をまとめたパネル。