技術・ビジネス

年に一度は雨樋のメンテナンスを!

谷口 淳一(Webあまみず編集部)

今年も梅雨入りのニュースが聞かれる時期になってきました。雨の日が増えますが、雨水活用をしていると、雨でも晴れでも「いい天気」。ありがたいことです。

写真1 清掃前の雨樋

写真1 清掃前の雨樋

さて、屋根からの雨水をタンクに導く雨樋ですが、定期的に雨樋のメンテナンスをしておくと安心です。ちょっと強めの雨が降ったときなど、屋根からの雨水をうける横樋か溢れて滝のようになっていたりしませんか?

写真1は、国立市役所が市民向けに配布している雨タン用空き容器を活用した雨水タンクのサンプルに雨水を導く雨樋の様子です。庁舎東側の自転車置き場の屋根の雨水を集水しているのですが、屋根の一部にかかるように木が植えられていることもあって、一年半ほどで縦樋接続部分に木の葉などが貯まり、苔まで生えてしまっています。このようなことになっていると横樋から縦樋に雨水が流れきれず、横樋から直接雨水が流れ出ることにもなりかねません。

写真2清掃後の雨樋

写真2清掃後の雨樋

掃除したあとの様子が写真2。ずいぶんとさっぱりしました。ちなみに、この丸い金網は100円ショップで購入。タンクの入口にも茶漉しの網を使って落ち葉などが入らないようにしていますが、ここにも金網を置くことで、より効果的になるよう工夫してあります(この金網も雨水の流れの抵抗になるので、気になる方はタンクの入口の金網だけで十分です)。

この機会に、雨どいが緩んでいたり外れていたりする箇所がないか点検しておくと安心ですが、高所での作業になりますので安全には十分気をつけて(できれば工務店さんなどに依頼したほうがいいかもしれません。)

参考:国立市ホームページの「雨タンク用空容器の配付」のページ

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