世界の雨水

村瀬誠さん、第16回日本水大賞で国際貢献特別賞受賞!

あまみず編集部

日本水大賞委員会と国土交通省が主催して毎年行われている日本水大賞は、今年で第16回目となりました。4月7日に受賞者の発表があり、村瀬誠理事が「バングラデシュの飲み水の危機を救う天水活用の推進」で国際貢献特別賞を受賞されました(日本水大賞のホームページ参照)。 ソーシャルビジネスの手法を活かした天水活用ソーシャルプロジェクトの取り組みが高く評価されたものです。JICAの協働によりバングラデシュ沿岸地において2012年から始めた事業です。貧困層を対象に、低価格で雨水が1㎥ためられるモルタル製の甕(「AMAMIZU」と命名)を生産し、無利息の月賦払いで販売していますが、すでに1,000基を超えて設置されているそうです(天水研究所のホームページ参照)。

なお、2002年の第4回日本水大賞では、当会の前身である雨水利用を進める全国市民の会が「革新的雨水プロジェクト」で日本水大賞をいただいたことがあります。市民の会では、2000年にスカイウォータープロジェクトを立ち上げ、現地にNGOである「雨水市民の会バングラデシュ(PR Bangladesh)」を設立し、雨水タンクを普及してきた経緯があります。PR Bangladeshは2011年にバングラデシュでNGO政府登録をされ、すべての人々に天水で安全な飲み水が持続可能な形で送り届けるために天水研究所と現地法人・天水バングラデシュ(Skywater Bangladesh Ltd.)と協働で天水活用ソーシャルプロジェクトに取り組んでいます。

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