イベント

「すみだから、これからの環境啓発・学習を考えるワークショップ」でともに考えよう

Webあまみず編集部

「すみだから、これからの環境啓発・学習を考える」の第1回目「環境啓発と「場」を考える」が、2015年10月31日(土)に開催され、25名の参加がありました。

「すみだから、これからの環境啓発・学習を考える」の第1回目「環境啓発と「場」を考える」が、2015年10月31日(土)に開催され、25名の参加がありました。

雨水市民の会が墨田区から管理運営を委託されているすみだ環境ふれあい館(以下、ふれあい館)で、「すみだから環境啓発・学習を考えるWS」が主催する5回シリーズのWS(ワークショップ)が開催されています。このWSは、ふれあい館を利用してきた団体・個人による有志グループで雨水市民の会も発起人・事務局メンバーとして参画しています。

第1回が10月31日(土)に行われ、墨田区内・区外から25名が参加しました。すみだの環境学習に長年携わってきた方、最近すみだに来た方、今日初めてふれあい館を知った方、など多彩な参加者が集まりました。

墨田区の環境学習施設「すみだ環境ふれあい館」が2016年2月末で運営終了

はじめにWS事務局から、今回WSが企画された経緯について説明がありました。

2001年に開設された、墨田区立の環境啓発・学習施設「すみだ環境ふれあい館」は、現在使用している旧文花小学校北棟の建物老朽化のために、およそ2ヶ月後の2016年2月末に終了することが決まっています。

開設以来14年間、雨水活用、探険家関野吉晴氏の足跡、環境をテーマにした絵本・書籍等の展示・閲覧コーナー、すみだリサイクルの会の定期活動、都会での緑化推進を学ぶ「よりどリミドリ」の活動などの実践を重ねてきました。同時に、環境に関わる講座やイベントを開催する「環境学習」の場としても活用されてきました。

区民はもちろん広く内外から評価されてきた施設ですが、この施設を失うことで、これからのすみだの環境学習をどうしていくべきなのか。今回、これまでこの施設に携わり、環境の学びの機会を創ることに努めて来たメンバーが発起人となって、有志グルーブ「すみだの環境啓発・学習を考えるWS」が立ち上げられました。

今、行政においては、多くの老朽化施設のマネジメントが課題となる中、環境教育のための施設の新設など、夢物語となってしまった感がありますが、これから未来に向けて、一般市民が環境について学ぶ「場」や「機会」を誰がどのように作り出すべきなのか、それはどうしたら達成できるのかなど、根本的な問題にも触れながら、2月末まで続くシリーズで考えます。

「すみだ」における「環境」とその学び方のために、これから実行すべきことをWSで議論しあい、WS事務局でその内容を提言としてとりまとめ、広く発信していく予定です。

WS第1回のグループディスカッションでは、すみだの環境啓発・学習とは?求められる「場」とは?についてたくさんのキーワードが登場。

環境啓発の「場」とは?

次に、環境啓発の場を考えるにあたっての話題提供として、都内近郊の環境啓発・学習施設6ヵ所について、館スタッフ有志による視察レポートがありました。同じ環境啓発・学習の現場に携わる目線で、ふれあい館との比較を行いながら施設を紹介しました。

後半はグループに分かれての意見交換。環境施設のあり方について印象に残った点を出し合い、その中から「すみだの環境啓発にとって「場」とは?」「すみだに求められる環境啓発・学習のあリ方とは?」を探りました。グループごとにすみだならではの視点がたくさん登場し、活発な議論が行われました。

WSの日程とテーマ

今回は第1回のレポート*が公表されたのを受け、レポートしましたが、残り3回のワークショップがあります。ぜひ参加して一緒に考えませんか。(詳細は全5回WSチラシ参照

  • 第1回 10月31日(土) 環境啓発と「場」を考える 済(今回レポート)
  • 第2回 11月23日(月・祝) すみだの「場」を考える 済
  • 第3回 12月23日(水・祝) これから学ぶべき「環境」を考える
  • 第4回 1月24日(日) わたしたちの「ビジョン」を考える
  • 第5回 2月21日(日) すみだの環境啓発について、私たちの行動計画を作る

【会場】すみだ環境ふれあい館 【対象】中学生以上どなたでも 【定員】各回約30名(先着順)

【参加費】各回100円(資料代) 【時間】午後1:30~4:30(終了後は懇親会予定)

【申込み・問合せ】すみだから環境啓発・学習を考えるWS事務局(NPO法人雨水市民の会 内)

E-mail:office★skywater.jp(★を@に変えてください) FAX:03-6657-1416

 *第1回レポート(PDF):「 すみだから、これからの環境啓発・学習を考えるWorkshop Report 1

« »