文化

「雨活アイデアコンテスト2014」を開催しました

島崎博子(ライオン株式会社CSR推進部・副主任部員)

はじめまして。ライオン株式会社で「雨活アイデアコンテスト」を担当しております島崎と申します。ライオンは洗剤やハミガキなどを作っている会社です。「洗うこと」には必ず水を使うため、水を大切にする活動に力を入れています。

2014年6~9月に雨水市民の会さんと一緒に「雨活アイデアコンテスト2014」を開催しました。このコンテストは全国の小中学生に水の循環について学んだり、水の大切さに気付いてもらうことを目的に、作文・ポスター・自由研究・スローガンの4部門のいずれかで雨水活用のアイデアを提案してもらうコンテストです。2011年から毎年開催しており、第4回目となる今回は6,277作品ものご応募がありました。

現役の小中学校の先生や主催者などによる厳正な審査を経て、最終審査会では元文部大臣・有馬朗人先生、雨水市民の会・山本耕平理事長、ライオン社長の濱逸夫により最優秀賞8作品(小中学生別4部門)、優秀な作品を数多く応募した学校に贈られる学校奨励賞2校(小中学校各1校)、それに準ずる学校努力賞3校が選ばれました。

左:最終審査会の様子  右:表彰状を授与する雨水市民の会の山本耕平理事長

左:最終審査会の様子  右:表彰状を授与する雨水市民の会の山本耕平理事長

そして、2015年1月10日、最優秀賞を受賞した小中学生7名とその保護者の方々、総勢30名をライオンの平井研究所(東京都江戸川区)にお招きして表彰式を開催しました。表彰式では表彰状・トロフィー・副賞の授与のほか、受賞作品の選評紹介と受賞者ご本人へのインタビューも行いました。

副賞である図書カードの使い道について、「好きな科学の本を買いたい」という男の子がいたと思ったら、「マンガの本をメチャ買いたい!」という女の子がいたり、会場が笑いに包まれる場面もありました。

最後には雨水市民の会・山本理事長から審査員総評もいただきました。

受賞作品と最終審査委員のコメントは雨活アイデアコンテストのホームページに掲載されています。

受賞者のお父様へのインタビューの様子

受賞者のお父様へのインタビューの様子

表彰式の後は平井研究所の見学をしていただきました。平井研究所は普段は一般公開していない、ライオン製品の研究開発を行っている施設です。地下には約50トンの雨水を溜めるタンクがあり、トイレの流し水、中庭の池、屋上ビオトープの小川に活用しています。見学の後は懇親会を行いました。なごやかな雰囲気の中、司会者から保護者の方々にインタビューをし、受賞のご感想などを伺いました。

「まさか自分の子どもが入賞するとは思ってなかった」というコメントが多く、嬉しいサプライズだったようです。地方から参加された方の多くが、表彰式と合わせてディズニーランドなどの観光に家族で行く予定をされている様でした。

「雨活アイデアコンテスト」をきっかけに、これからも子どもたちが環境に興味を持ち続けてくれたら嬉しいです。

最優秀賞の子どもたちと保護者、主催者で記念撮影

最優秀賞の子どもたちと保護者、主催者で記念撮影

しまざき ひろこ。ライオン株式会社CSR推進部・副主任部員として「雨活アイデアコンテスト」をはじめとする社会貢献としての水資源保護活動などを担当。ライオン株式会社 CSR(環境・社会) ホームページ http://www.lion.co.jp/ja/csr/

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