2016.09.26
【寄稿】全国大会を終えて
中川 清史(第9回雨水ネットワーク全国大会2016 in 東京 実行委員長)
「第9回雨水ネットワーク全国大会2016 in 東京」を、去る8月5~7日の3日間、東京都世田谷区にある二子玉川ライズ内の東京都市大学夢キャンパスと世田谷区立二子玉川公園で開催いたしました。3日間で600名を超す方々に参加していただくことができ、心から厚く御礼申し上げる次第です。
今大会では、従来からの市民、行政、企業、学術に加え、大学、学生並びに若いお母さんや子供たちなど、幅広い層と連携することができました。また、地球温暖化が年々進んで雨の降り方が今までとは変わってきている時代を意識し、「雨水活用」や「グリーンインフラ」を活かした「治水とまちづくり」に取り組む新しいまちづくりの姿も発信することができたと思います。
本大会実施に当たり、協力をしてくださった東京都市大学の三木千尋学長以下大勢の先生方や学生さんたちに、さらにメイン会場の夢キャンパスを3日間使わせていただいたことに、感謝、感謝です。世田谷区の保坂展人区長以下本庁の各部署や玉川支所、多摩川公園管理事務所の方々に、さらに、二子玉川公園を貸していただいたことで無事「雨にわフェア」を催すことができ、厚く御礼申し仕上げる次第です。
九州大学の島谷幸宏先生、話題提供をしてくださった5人の方々、2日目に基調講演をしてくださった東京都市大学の涌井史郎先生、対談をしてくださった、涌井史郎先生とJT生命誌研究館館長の中村桂子さん、大変すばらしい内容でした。
それ以外にも多数の後援や協力をしてくださった企業や大学、団体、急な募集だったにもかかわらず「雨にわフェア」に出店してくださった企業や大学の方々、本当に大勢の皆さま方に支えられて、この大会が成功裏に実行できました。本当にありがとうございました。
最後になりますが、半年以上の間、準備していただいた実行委員の皆さんや、期間中応援してくださったボランティアや関係機関の皆さま、本当にご苦労様でした。
皆さま方の応援に加え、夢キャンパスや二子玉川公園という場所、更には二子玉川ライズだけでなく国分寺崖線、多摩川、野川も含めた環境、3日間の快晴と「天地人」すべてに支えられた大会でした。
これを機に、グリーンインフラの発想をさらに広め、雨水の力を上手に活かし、地球温暖化が進むことはやむ得ないとしても、潤うまちづくりが全国に広まることを祈って、お礼の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。次回もまた、良い雨水ネットワーク全国大会となりますように。
報告(その1)8/5(金)雨水セミナー 報告(その2)8/6(土)雨水トーク 報告(その3)あめまちツアー
崖線みどりの絆・せたがや事務局長。「世田谷ダム構想」を世田谷区役所に提案し、世田谷区成城地区の自治会や他の団体と連携して雨水浸透マスや雨水タンクの設置に努めている。