ネットワーク

第4回 雨水ネットワーク会議全国大会2011 in 大阪 を終えて

第4回雨水ネットワーク会議全国大会2011 in 大阪実行委員会 事務局長
久保 正年(関西雨水市民の会 副会長)

P11エスカーション大阪駅大きな屋根0806

8/6 エスカーションで見学したJR大阪駅。大きな屋根が特徴で、雨水活用を導入し、屋上緑化や雑用水に利用。

関西の雨水ネットワークの基盤をさらに広める

 はじめに大会開催に当り、ご協力を頂きました方々に改めて心より感謝申し上げたいと思います。
本大会の成果は、大きく二つありました。一つは、水への意識がそれほど高いとは言えないこの大阪で、2日間で約630名もの人々(その約20%が次世代である子ども達)に雨水活用・水の大切さを直接アピールすることができた事です。二つめは、様々な水に関する団体が集まり共に考え行動したことで、関西での雨水ネットワークの基盤ができた事です。活動手法は違えど水への思いを同じくするそれぞれの団体が、今後 協力・連携し、より広がりを持った活動を行うきっかけになったと思います。
次に課題ですが、第一は資金調達です。本大会は、行政からの資金援助が全く無く、資金集めが難航した場合は、すべてが手弁当、加えて参加団体が自己資金を投入しなくてはいけないという状況で、無謀とも言えるスタートでした。結果的に多くの方々や企業のご協力を頂き良い結果となりましたが、実行委員会の多大なリーダーシップと努力がなければ実現できなかったと思います。第二は、行政と連携した継続的な地域活動の強化だと思います。地域に根ざした活動の根幹となる人・組織を育てるシステムづくりやその人・組織の活動への支援が必要で、そのために、雨水活用の必要性をさらに行政に認識していただくことが重要であると思います。
最後に、雨水活用が地域から流域に世代を越えてより一層広まるよう、さらなるご協力を皆様にお願いし、大会のご報告とさせて頂きます。 雨水に感謝!!

P10環境学習

8/6 環境学習プログラム「雨のおもしろ実験サイエンス・ショー」。雲から雨、蒸発。雨は固体・液体・気体と3つの姿に変化するとき、思わぬ驚きが…

P11ネットワーク会議ポスターセッション0805

8/5 会場のドーンセンターホール前で行われたポスターセッション。高校生が実践している雨水活用について発表。

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