ひと・市民

花いっぱい!雨水タンクいっぱい!の庭

Webあまみず編集部

以前、雨水市民の会が手づくり雨水タンクの相談を受けて設置するのを手伝ったお宅が墨田区内にあった。2022年9月のテレビ取材の際に、手づくりタンクのある場所が見たいとの要望に、伊藤理事が思い出してくれてお邪魔してみた。ちゃんと健在だった。

小さな庭だが、庭中が緑で溢れていた。案内されるまま、ここに、あそこにとタンクがある。数えると天水尊が1基、2個づつ連結した手づくりタンクが計6個ある。手づくりタンクは以前は蛇口をつけていたが、壊れてしまい、蓋を開けて柄杓等で汲んで水やりしている。手づくり雨水タンクは、ホームセンターなどで売っているポリタンクだが、厚さが薄いと水圧でタンクが歪んでしまうので、針金で補強したものもあった。天水尊の上部に猫除けが置いてあったが、これは猫の昼寝の場所になってしまったので、つけたそうだ。丁寧に使っておられる様子で、長年雨水を大事に使っておられることが伺えて、大変嬉しく感じた。

建物の3箇所の樋に差し込んであるレインキャッチ(右上)で雨を集め、各々の手づくり雨水タンクや天水尊へ導く。天水尊(左の奥の紺色のタンク)のオーバーフローからは2つの手づくり雨水タンクへ導いている。蓋を開けると柄杓や容器が入っており、これで汲み出す。

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