2016.07.26
pHってなあに? すみだ生涯学習センターの「こども一芸ひろば」に参加して
柴 早苗(雨水市民の会理事)
2016年7月18日(月・海の日)に、東武スカイツリーラインの曳舟駅から5分にあるすみだ生涯学習センター(ユートリヤ)で、毎年夏に行われる「こども一芸ひろば」に参加しました。
今年は、主催するNPO法人すみだ学習ガーデン、地域の団体や個人が、夏休みを前に18のテーマで小学生を中心にワークショップが行なわれました。当会のテーマは「pH(ペーハー)ってなあに?」。身近にある水や食べ物の酸性、中性、アルカリ性をpHの数値で理解してもらいつつ、雨というと酸性雨だから怖いという先入観が解けたらよいという思いで参加しました。
サンプルは、水道水、雨水3種、石けん、合成洗剤、キュウリ、トマト、コンニャクの9種類としました。子どもたち一人ひとりに5枚の試験紙を配り、実際にpHを測ってもらいました。案外知らなかっ身近なもののpHについて、親子ともども実感してもらえたと思います。小さなお子さんも、試験紙の色が赤っぽい酸性や青緑色のアルカリ性などに変わるのを、興味深く受けとめてくれたようです。雨水については、もともと弱酸性のもので、今は極端な酸性ではないこと、コンクリートの雨水タンクではアク成分が溶け出てアルカリ性になったりすることなどをコメントしました。
時間を区切って1回10名で4回やる予定でしたが、隣りにはカブトムシなど子どもたちに人気のテーマがあってそちらに人が流れたため、急遽三々五々受け入れることになりました。1人あるいは数人ずつにpHの意味や方法を説明し、途中でフォローもしながら、一気に駆け抜けた2時間でした。主催側スタッフ、橘高校の生徒さん2人にも、受付や呼び込み等いろいろとお世話になり感謝です!(参加人数約40名)