活動記録

地元両国の中学校での雨水活用の授業

笹川みちる・高橋朝子(理事)

2021年12月6日(月)に東京都立両国高等学校・附属中学校で中学1年生120名を相手に、「すみだの雨水活用と世界の水」と題して講演を笹川、高橋の2名の理事が行いました。会場は武道場でしたが、大勢の生徒さんの体温で寒いとは感じませんでした。

まず、日本に降る雨についてのクイズから始めました。3色の付箋を使って回答してもらいました。身近な雨ですが、知らないことが多いらしく戸惑いの雰囲気がありました。墨田区に住んでいない生徒も多く、雨水活用についても初めて知った様でした。いろいろな事例を紹介して、雨がこんなに利用できるのかと感心する一方、デメリットもあるのでは?と質問をする生徒もありました。後日、丁寧に回答していきたいです。

雨水と水道水の泡立ち実験では、雨水は汚いから泡立ちにくいと予想していた生徒たちは雨水の方が泡立っていることに驚いた表情。自分でも雨をためてみたいという感想もありました。

また、当会が支援しているバングラデシュの水事情では、同じ年代の子どもが毎日2回水汲みに行くこと、1日に生活に使う水が東京で使う水の約4分の1の52リットルであること、などに驚いていました。世界で雨が少ない地域のペルーやエチオピアで空気中の水を集める装置を紹介したところ、自分でも作ってみたいと大変興味を示していました。ryougokutyuu1-3-1

 

最後に質問、感想、今後自分でやってみたいことを書いてもらいました。主なものを紹介します。

●質問:マンションでも気軽に取り組める雨水利用はあるか?きれいな雨水を飲むことはできるか?墨田では雨水利用が盛んな地域とそうでない地域があるか?など

●感想:雨水はきれいなのに活かされていないのは勿体無い。世界では水に困っている国を知って、当たり前に水が使える日本ではもっと水を大切にするように心がけたい。バングラデシュの水使用量に驚いた。自分の家でも雨水活用ができるか試してみたい。など

●やってみたいこと:雨水タンクを設置したい。雨水タンクを作ってみたい。雨水を使ってみたい。水を大切にしたい。など

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