2016.08.01
雨水で育てる実のなる野菜の水耕栽培
安藤 勝治(雨水市民の会理事)
私は家庭菜園が趣味で、雨水を使ってプランターで数多くの野菜を育てていますが、夏場は結構水やりも大変です。そこで、水耕栽培によって育てたらどうなるかを実験してみました。水耕栽培のキットも自主開発し、水が蒸発しないようにふたをしたり、ペットボトルで水耕栽培用の液体栄養を雨水で薄めて自動散水できるように工夫しました。
その結果、同じ野菜でも土栽培のプランターと比べ、3割弱の雨水で育つことがわかりました。その様子を報告します。
キュウリ:4月15日に苗を植え、7月16日現在(3か月後)で43本育ち、苗1本で50本の収穫予定。
トマト:4月15日に中玉トマトの苗を植え、11房訳100個の収穫予定。ミニトマトは約300個。
ナス:5月10日に苗を植え、11月末までに60個収穫予定。
ゴーヤ:5月15日に苗を植え、長さ約30㎝の実が15個実った。葉は窓2枚を覆い、グリーンカーテンとなった。
絹さや:11月15日に種を16個蒔き、3月末から4月末までに花が咲き、5月中旬には300枚の収穫があった。
①キュウリ ②中玉トマト ③ナス(墨田区の江戸野菜、寺島ナス) ④ゴーヤの苗と水耕栽培キット ⑤ゴーヤの実 ⑥絹さやの花 ⑥ころたんメロン(レポートでは触れてないが、今後の育ち具合で美味しいかどうかを確かめる)
(この記事は、2016年7月16日、雨水市民の会主催の「雨水活用研究・活動発表会」にて発表した内容をまとめたものです。)