活動記録

パーソナル浄水場ワークショップ開始!

雨水市民の会・水質調査プロジェクトチーム

パーソナル浄水場のイメージ

パーソナル浄水場のイメージ

2019年12月5〜7日に東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2019」で、当会プロジェクトは雨水タンクの水や家庭の風呂の残り湯をろ過する装置、「サバイバル飲み水は作れるよ!」を展示しました。それを見た人たちからどこで手に入れられるかと質問が相次ぎました。そこで後日、プロジェクトチームの一部のメンバーで実用新案の申請をして、さらに使いやすい形に改良しました。

この装置は名前の通り、パーソナル(個人)な浄水場(沈殿とろ過によって細菌までの大きさの汚れを取る)装置で、水道が使えない災害時などに風呂の残り水から100〜200リットル位(4人家族ならば8〜17日分)の飲み水の確保ができます。簡単な構造で、自分で作って組み立てることができます。

11月18日(水)にお試しワークショップをしました。

材料は、ポリ袋2枚、プレろ過(塩ビパイプ、不織布)、本ろ過(浄水器カートリッジ、カートリッジ固定用バンド)、吊下げ器具(ハンドクランプ、カーテンクリップ、吊りひも)です。解説も含めてワークショップにかかった時間は約1時間半くらい。仕上げたものはたたんで小さなポシェットに収まる大きさになります。パーソナル浄水場で風呂の残り水をろ過してみました。風呂の水を提供していただいた参加者は、「うちのお風呂は若い息子たちが入るので、次の日は濁っいて臭いもちょっとするんです」とおっしゃっていました。コップにとってみると元の水は少し色と濁りがついた感じでしたが、ろ過後は見た目に透明無色無臭の水になりました(下左の写真)。

当会では、これからワークショップを展開していきたいと考えています。

問合せ:雨水市民の会事務局メール office@skywater.jp

関連情報;Yahoo!ニュース2020/10/8「風呂の残り水を災害時の飲み水にする『パーソナル浄水場』の実力」橋本淳司(水ジャーナリスト、アクアスフィア・水教育研究所代表)

「ほおー」と言いながら作り方を学ぶ

「ほおー」と言いながら作り方を学ぶ

パーソナル浄水場ワークショップのキット。出来上がってたたむと14×18×5cmのポシェットにしまえる。

パーソナル浄水場ワークショップのキット。出来上がったものは、たたむと14×18×5cmのポシェットに収まる。

実際の風呂の残り水(右)とろ過した後の水(左)を比較した。違いがわかる。

実際の風呂の残り水(右)とろ過した後の水(左)を比較した。違いがわかる。

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