活動記録

「すみだ、雨の三十六景」アルバム

Webあまみず編集部

ameart36kei

2017年11月25日(土)は、「すみだ、雨の三十六景」*1の最終イベントの鑑賞ツアーを行いました。秋晴れの青い空で雨のツアー?大丈夫です。じょうろの雨水で十分鑑賞できまました。

墨田区向島にある事務所に10時に集合し、まずは、鳩の街通り商店街で「雨の日を楽しむ絵画」(撥水アート)を体験しました。続いて、事務所前に設置された「水の音(みずのね)」と、お向かいの家の協力により実現した「富士」の2つの雨のつぼ庭*2を鑑賞しました。制作者の麓雄二さん(工房 陶水)に説明をいただきました。そのまま、曳舟駅近くのうどん屋さん・ぜんや前にあるつぼ庭「さくら」(デザイン:田邊寛子さん・まちひとこと総合計画室、施工:お庭番 田口さん)を見学後、二手に分かれて、墨田区役所と会員制雨水風呂「後藤浴場」(仮)へ。

後藤浴場」は、雨水の滝を眺めながらお風呂に入るというコンセプトでアーティストの後藤大輝さんが製作し、まだ工事中のところもありましたが、今回の鑑賞ツアーで見学をさせていただきました。「雨水の滝」もさることながら、築90年の建物そのものやモロッコの石灰で造られた階段浴槽、もともとついていたという五右衛門風呂など見どころ満載でした。「後藤浴場」の向かいの株式会社日建さんにも、雨水を使った水鉢がたくさん並んでいて、睡蓮や藻、金魚、メダカなどが小さな生態系をつくりあげていました。ときどき雨水を注ぎ足す以外は何も手をかけていないという、まさに小宇宙!すみだの奥深さに感銘を受けつつ、どちらも「雨の三十六景」に認定させていただきました。

墨田区役所グループは、雨水を小型雨水タンクに入れて持参しました。参加したこどもたちがタンクを運ぶのを手伝ってくれました。雨水をかけるとカニナマズが現れ、「月に雲」はくっきりと浮かび上がりました。

最後はすみだ北斎美術館前で再集合。ここの撥水アートは、北斎の作品「すずめ踊り」と「大だるま」を図案化しています。制作に苦労した甲斐あって、まだしばらくは楽しめそうです。

みなさまもぜひ雨の日にすみだの街を訪れてみてください。

雨の日を楽しむ絵画制作 (左)隅田区役所うるおい広場 (中)向島・鳩の街通り商店街 (右)すみだ北斎美術館

雨の日を楽しむ絵画制作 (左)墨田区役所うるおい広場 (中)向島・鳩の街通り商店街 (右)すみだ北斎美術館

雨の三十六景鑑賞ツアーは、最後にすみだ北斎美術館に集合。雨水で現れる作品に、美術館を訪れた人たちもシャッターを押していた。(11月25日(土))

雨の三十六景鑑賞ツアーは、最後にすみだ北斎美術館に集合。雨水をかけると現れる作品に、美術館を訪れた人たちもシャッターを押していた。

奥行きはほんの数十㎝。雨が下水道へ入る前に、少しでも留めようと「雨のつぼ庭」を製作しました。①富士(仮称)」を前に制作者の麓雄二さん、②「流れ(仮称)」(雨水市民の会事務局にて)③うどん屋・ぜんやはシャッター前のわずかな空間に「さくら(仮称)」を設置 ④「後藤浴場」の前にある「雨池」は樋からホースで雨を給水 ⑤「後藤浴場」の雨水の滝 ⑥「後藤浴場」制作者の後藤●●さんと記念写真。

①「富士」を前に制作者の麓雄二さん、②「水の音」(雨水市民の会事務局前)③うどん屋・ぜんやはシャッター前のわずかな空間に「さくら」を設置 ④「後藤浴場」の前にある水がめは樋からホースで雨を給水 ⑤「後藤浴場」の雨水の滝 ⑥「後藤浴場」製作者の後藤大輝さんと記念写真。

*1すみだ、雨の三十六景:墨田区の文化振興プロジェクト「隅田川森羅万象・墨に夢」(通商:すみゆめ)の2017年度の参加企画として実施した。

*2雨のつぼ庭:都会では、アスファルトやコンクリートに降った雨は、ほとんど地面に浸み込むことなく、そのまま下水道に流れてしまう。そのため、短時間に集中的に雨が降ると下水道の能力を超え、道路の冠水などの都市型洪水が起こることがある。「雨のつぼ庭」は、雨どいからの雨を受け止め、下水道に流れ込む前のワンクッションとして役立つスポットである。ひとつひとつが蓄える雨の量はわずかでも、面的に増やすことで地域の貯水機能を高めることができる。また、庭の植物や水の流れは、まちの中に雨をたのしう新しい風景を創り出すことにもつながる。今回の雨のつぼ庭制作にあたり、三栄水栓株式会社、東邦レオ株式会社のご協力を得られ、実現した。